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名水百選 ごろごろ水

洞川温泉郷から大峯山の登山口である清浄大橋にいたる参道沿いの五代松鍾乳洞付近の石灰岩相から湧出しています。

炭酸カルシウム型の極めてナチュラルな水質で、全国の湧水の中でも九番目に高地のため水温も10.4℃と極めて冷たい湧き水です。

ごろごろ水の名称は、役行者が大峯山より下山のみぎり、この場所で水を召された際、洞窟の奥より小石が転がるような音を反響させながら流れ出る清水の様子から名づけられたそうです。

 

ごろごろ茶屋

ごろごろ水の汲み場として、洞川財産区が管理しています。「飲水思源」という言葉がありますが、水を口にするときその源がどんな場所か思い描いて下さい。

洞川地区では水の源である山岳地域の広葉樹植栽のため、皆様からいただく施設利用料の一部を利用させていただいております。どうぞよろしくお願いします。

 

施設情報

所在地 洞川686-139
採水時間 4/1~11/30 9:00〜18:00

12/1~3/31 9:00~17:30

休業日 年末年始(12/31~1/6)および悪天候の場合、諸事情による休業あり、問合先 観光案内所0747-64-0333

 

施設利用料 500円〜(駐車代金含む)
設備 駐車場/茶屋
問い合わせ先 電話:0747-64-0188(ごろごろ茶屋)
ライブ映像(携帯電話専用)

洞川湧水群

洞川地区は太古の造山活動により石灰岩の地層が隆起してカルスト地形がつくられ、そこへ花崗岩質のマグマが貫入して独特の地形を形成した場所です。そこにうまれた原生の森が雨水をたくわえ、地区内のあちこちへ清冽な水を湧出させて人々に恵みを与えてきました。

近畿で一番高い場所に位置するこの地域では、古来よりそんな森や山岳が信仰の対象されてきたのです。

泉の森、神泉洞、ごろごろ水の三カ所からなる洞川湧水群は、とくに人々が親しみ、また信仰篤く大切に保全され、環境省が1985年7月に認定した日本名水百選にも選ばれています。

名水百選:洞川湧水群(環境省選定)