洞川の印象を、洞川温泉センター前で聞きました。洞川のよさや問題点がよくわかります。

  • 自然をいつまでも大切にしてほしい。
  • 今のままの洞川がいちばんよい。
  • あまり観光地化されないで霊地としての神秘性を生かしてほしい。
  • 水がとてもきれい。
  • 空気や水がきれい。自然がすばらしい。
  • 洞川の自然と水をもっとアピールしたらよい。
  • 今のままで十分観光地としていいと思う。
  • 道が狭くてたいへん。早く整備してほしい。
  • 街中は、自家用車やバスが多く歩きにくい。
  • 路上駐車が多くて危険。
[地域振興策定調査委員会:〈2005年度実施アンケートより]

わたしたちが日頃思っているように、自然が洞川のいちばんの宝だということを、観光客のみなさんも感じているようです。そして、派手な観光地になるよりは、今のままの姿がよいという意見も多くありました。

洞川を訪れた人が、「何かほっとする気がする」「懐かしい感じがする」「時間がゆっくり流れているよう」とよく言うのも、都会にはない洞川の魅力だといえます。

そして、むかしより大峯参りの行者さんをお迎えし、接待してきたことにより自然と身についた洞川の人たちの「ホスピタリティー(もてなし)の心」が、観光客の人たちにも伝わっていることでしょう。

何か特別なことをするのではなくて、今ある洞川のよさを再認識し、アピールしていくことがこれからは大切になっていくことと思います。

  • 生活と観光が一体となっていて、温かみを感じる。
  • 雪国にしては珍しく平入り建築で、軒が一体感を出している。
  • 縁側を備えた家が多く、夏は開け広げて清涼感がある。
  • 常に水音が聞こえ、名水の里の雰囲気がある。
  • 川を挟み両岸に家並みが続く温泉街の風情がよい。
  • 洞川の歴史・自然・神秘性を大切にしたまちづくり
  • 洞川の独自性を大切にしたまちづくり
  • 洞川区民の意見を大切にしたまちづくり

文化的景観の一要素として洞川であげられるものとして、行者の衣装(すずかけ)、ほら貝や鈴の音などがあり、視覚と聴覚がいっしょに肌で感じ取れます。

また、龍泉寺の本堂や水行場、鍾乳洞、山上川にかかる赤い橋など、洞川の歴史と文化を表すものも数多くみられます。旅館や陀羅尼助店が続く街並み、縁側や手水鉢のある佇まいも洞川ならではの風景といえます。

このように文化的景観とは、その場所に含まれているさまざまな要素を再認識し、掘り起こし、形成されていくものといえます。洞川の本来のあり方について、文化的景観という観点から今一度考えていく意義は十分にあるのではないでしょうか。